もし交通事故を起こしてしまったら、どう行動すればいいか知っていますか?
この記事では、事故直後にすべき対応を5ステップで解説。
義務・通報・賠償に関する法律や統計データも含め、万が一に備えるための知識をわかりやすくまとめました。
もし事故を起こしてしまったら…パニックになる前に読むべき話
車を運転している限り、どんなに注意していても「事故」はゼロにできません。
実際、日本では1日に約1,000件以上の交通事故が発生しています(※出典:警察庁 令和5年データ)。
「自分は大丈夫」と思っていても、**いざ事故に遭ったとき、正しく対応できるか?**がとても重要です。
今回は、万が一の時に役立つ「事故後の正しい対応」を、根拠とともに5つのステップで解説します。
ステップ1:負傷者の救護(道路交通法第72条)
事故を起こしたら、まず第一に負傷者の救護が最優先です。
これは法律上の「義務」であり、放置した場合、**1年以下の懲役または10万円以下の罰金(+免許取消対象)**になる可能性も。
✅ やるべきこと
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呼びかけて意識があるか確認
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救急車を呼ぶ(119)
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安全な場所へ誘導(可能な範囲で)
❌ NG例
「自分は悪くない」と思って通報を後回しにするのは、法的にも非常に危険です。
ステップ2:二次事故を防ぐ(自分の安全も確保)
救護と同時に重要なのが「二次被害の防止」。
事故直後の車や人が、さらに後続車に衝突されるケースも多く発生しています。
✅ やるべきこと
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ハザードランプを点灯する
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発煙筒や停止表示板を使用(高速道路では義務)
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安全な場所へ避難(車道には立たない)
ステップ3:警察へ通報する(110番)
事故の大小にかかわらず、必ず警察に通報することが義務です(道路交通法第72条)。
✅ 重要ポイント
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軽微な物損事故でも、通報しないと「当て逃げ」扱いになる可能性あり
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警察を呼ばずに示談 → 後で保険が使えずトラブルになるケースも多数
ステップ4:事故の状況を記録・証拠保全
事故の詳細を記録しておくことは、のちのトラブル防止にもなります。
スマホを使って現場の写真・動画を記録しましょう。
✅ 撮影ポイント
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車両の損傷部位
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ブレーキ痕や交差点の位置関係
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ナンバー、相手の保険証・免許証(許可を得て撮影)
ステップ5:保険会社へ連絡・医療機関で受診
事故後24時間以内に保険会社へ連絡するのが鉄則です。
また、自覚症状がなくても必ず病院を受診しましょう。
✅ 数字で見る実態
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人身事故のうち「むち打ち症」は約60%を占める(損保協会調査)
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後日になって痛みが出ても、初診記録がなければ保険が適用されないことも
【補足】やってはいけないNG行動3つ
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その場から立ち去る(ひき逃げ扱いになる)
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相手とその場で示談してしまう
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連絡先を確認せずに別れる
【まとめ】事故を起こしたときの5つの基本ステップ
「事故は起きる前に備える」ことも大事ですが、
**「事故が起きたときに正しく対応できるか」**で、その後の人生が大きく変わる可能性があります。
冷静に行動するためにも、この記事の内容をぜひ保存・シェアしておきましょう。
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